大学院博士4年（現客員研究員）の山岡さんの論文が、Cell Pressが発行する臨床生物医科学を題材にしたオープンアクセスジャーナル『Cell Reports Medicine』に掲載されました。新型コロナウイルスのNP抗原を特異的に検出できるモノクローナル抗体を作製し、同抗体が認識する立体構造エピトープの解明を進めたところ、そのエピトープが近縁のヒトコロナウイルスと相同性が低い一方、SARS-CoV-2の各種変異株間では保存されている領域であることを見出しました。実際に、本抗体は、感染拡大傾向にある様々な新型コロナウイルス変異株も、従来株と同様に検出できることも併せて証明しました。

Cell Reports Medicine
マイナビニュース